自律神経

【カラダの働きを支配する二つのの自律神経】
ヒトの神経は中枢神経と末梢神経の２種類があります。
『中枢神経』は脳と背骨の中を走る脊髄のこと。
『末梢神経』は視覚、聴覚、触覚などの情報を中枢に送る感覚神経、中枢から筋肉に指令を送る運動神経、そして内臓をはじめとする各組織の身体反応に関わる自律神経です。
自律神経はさらに交感神経と副交感神経という2つの種類があり、同じ組織に対して拮抗的な役割を果たしています。

＜交感神経＞
激しい運動中、イライラしている時、興奮や緊張時
＜副交感神経＞
睡眠・休息時、食事中・食後、リラックスしている時

【自律神経のパワーは10代がピークで、あとは右肩下がり！？】
自律神経のトータルパワーは一定枠が決まっており、その枠内で交感神経と副交感神経が活動量をやりくりしています。
これは何もしなくても消費するエネルギー、「基礎代謝」が１日1200キロカロリーなら1200キロカロリーの範囲内で呼吸や内臓の働きを維持しているとのとよく似ています。
そして基礎代謝が年齢によって低下していくように、自律神経のパワーもまた、加齢によって落ちていってしまいます。。。
基礎代謝は20~30代までそこそこ維持されますが、それとは異なり、自律神経パワーは10代をピークにかなり直線的な右肩下がりのラインを描いて低下していきます。
なんと、４０代では１０代のパワーの半分以下になると言われています！

【自律神経はしっかり休んで・しっかり使えば若さは保てます】
自律神経パワーの加齢低下にはなす術がないのか？
あるんです！！

きちんと休息をとっていれば自律神経は回復します！

ますは質のいい睡眠を取ることが大切です。
悪夢を見たり歯ぎしりをしたりすると交感神経が過度に働いてしまうからです。
副交感神経を無駄に働かせないために夕食は早めに終え、消化器官を休ませることも重要です。夜間はできるだけ脳の興奮を鎮めて交感神経を労うことも忘れずにしましょう。
一方で運動で汗をかく、マイルドな寒冷刺激に身体をさらすなどして自律神経機能を過度に働かせることも、トータルパワーの維持に繋がります！

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